2015年3月31日火曜日

水産学会

生態学会から4日間のインターバルで、東京海洋大学で開催された水産学会に行ってきました。鹿児島へ上着を持って行って大失敗したので、今回は上着なし。身軽だし、これでちょうどいいくらい。

今回はブラウントラウトとサケのネタでそれぞれ口頭発表、そして座長も仰せつかっていたのですが、全部初日に組み込まれていました。発表は特に問題もなく終了。10分という短時間でのプレゼンの作り方にだいぶん慣れてきた気がします。

聴講は特に、受賞講演が印象的でした。テーマのインパクト、ご自身の研究歴をベースにした論理展開、そして誰にでも分かるプレゼンの作り方、聞き手を引き付ける話し方、どれも素晴らしいなあ、と思いました。

と、勉強になる講演もたくさんあり充実した時間を過ごせたのですが、生態学会、水産学会と大規模な学会に続けてほぼ全日程参加して、さすがに疲れました。

東京は桜がきれいに咲き始めていましたが、リフレッシュにこちらもサクラを咲かせに行きたいなあ。
 
 

2015年3月22日日曜日

海外旅行気分

生態学会で初めて鹿児島へ行ってきました。ほぼ、日本の北の端から南の端へ大移動。羽田でトランジットもあり、ちょっとした海外旅行をした気分になりました。着いて早々、友人と飲みに繰り出しましたが、焼酎が安くておいしいのにはびっくりです。屋台村で飲んでいたらパラパラ知り合いが集まってきて楽しい飲み会でした。鹿児島はそこそこ大きな街なんですが、生態学会関係者というのはどうしてもああも独特の雰囲気(山から出てきた感じ、とでもいいましょうか)を醸し出すんでしょうか・・・・。人ごみの中でもなんとなく見分けがつくからおかしいです。

鹿児島の街は、駅の上にでっかい観覧車があったり、今でも火山活動がさかんな桜島がどこからでも見えたりと現実離れした雰囲気を感じました。街中火山灰だらけでも、火山灰を捨てる場所や克灰袋という火山灰を捨てるためのごみ袋があるのが独特でした。地元の人は火山灰とうまく付き合っているみたいです。札幌の雪みたいなもんか?と思ったのですが、火山灰は年中降るからこっちの方が面倒かな?でも、量は圧倒的に札幌の雪の方がたいへんですね。


 

 
学会は、あれもこれもと欲張りすぎず、聞きたいところを厳選して行ったので消化不良になることもなく腹八分目でちょうどよかったです。といっても、受賞講演をはじめ、「他種共存機構とニッチ」「都市の生物多様性保全」「研究倫理」と幅広く聞くことができました。講演がある時間帯は必ずどれかの講演を聞かなくてはならない、という強迫観念にかられるのはあまりいいことではないかもしれませんね。自分の発表は、今回のデータならばまあまああんなものかな、といった感じです。発表後だべっていたら、知人からよいサジェスチョンをもらえたのはよかったです。

今回は、少し観光する時間もとりました。水族館に行って見たんだけど展示のボリュームにしては割高感のする入館料かな・・・。それでもサンゴについて勉強する機会があったのはよかったです。波の弱い浅瀬では繊細な体のつくりになるなんてことは知りませんでした。あと、オオウナギがでかかった。なんだか異様な雰囲気(笑)。


今日は、桜島へ渡ってみました。船代が片道160円と格安で、航路は地元の人にもよく使われているみたいです。ここのビジターセンターは無料な割に充実した展示で、江戸時代(?)、大正時代、昭和時代の大噴火から植生が回復していく様子が時系列で説明されていておもしろかったです。あとは、溶岩の上に作られた散策路を少し歩いてから温泉に入ってきました。

 

 
帰りの飛行機。知っている人とかちあうのはゆくあることなんですが、今回はなんと10数年ぶりにお会いした先輩と席が隣でした。飛行機がちょっと遅れ、千歳便へのトランジットの時間が10分しかなく、心配されたんですが、「何とかなりますよ~」と余裕ぶっこいていました。何とかはなったんですが、搭乗予定の便には間に合わない、といわれ2時間後の便に振り替えられてしまいました。

トランジットで空港で待ちぼうけするところまで、今回は海外旅行みたいでした。例のごとく、ブログ書きがよい時間つぶしです。加えて、カレー&生ビール一杯で1500円ほど余計な出費・・・。