2015年4月22日水曜日

WeとI

昨年度は、他の仕事との兼ね合いもあり、論文執筆が滞った一年でした。「この仕事はあの仕事よりも大事」とか天秤にかけるようなことはしたくありませんが(現実はそうもいかない)、やはり論文執筆にはウェイトを置きたいと思います。

そんなこんなで今、単著論文を書いているんですが、ついついWe...と書いてしまいます。というか、書いてしまっています。I...と直すのが結構面倒くさい(苦笑)。こんなだから、aとtheの区別なんて知るよしもなし。現在形、過去形、なんちゃら完了形って何なんでしょうね。実は自分はSVOとかSVOCとかSVOOと言われてもピンときません。要は「文法」というものが大嫌いなのです。でも、「文法」を無視するわけにもいかないので、書きたいことを書けずに筆(キーボード?)が止まることがしょっちゅうです。

「それは日本の歪んだ英語教育が云々」といった声が聞こえてきそうですが、では日本人の自分は日本語を自在に操れているでしょうか?他人の評価はともかく、自分自身では「否」と思うようにしています。だから、日本語の文章を書くときでも辞書をパソコンの横に置いてマメに引くようにしています。自分では正しいと思ってその語を使うのですが、ちゃんと辞書を引いてみると微妙に意味が違ったりすることがけっこうあります。では、読み手はその語の正しい意味を知っているか?というと堂々巡りになり、きりはありませんが・・・。ちなみに、話し言葉については、関西弁ベースに北海道弁が混じった自分のそれは標準語から遠くかけ離れたものだということは何となく分かっております。

論文を書くとき、どうしても数値に一喜一憂してしまいがちですが(特に、0.05という値との大小関係に)、一つ一つの言葉を大切にしなければ、と思います。