2026年6月21日日曜日

虫刺され

 新しく採択された科研費課題の予備調査のため、今月は2泊3日の魚類相調査に二度出掛けました。初めての場所での魚捕りは、どんな魚がいるんだろう?といつもわくわくします。

北海道の初夏は吸血性昆虫相も多様になります。今回は、ブヨ、ヤブカ、ヌカカの3種盛り合わせでした。防虫ネット付きの帽子が必須アイテムなのですが、ヌカカくらい小さいとどうしてもネットと服の間にできる隙間から侵入してきます。

調査中は気にならなかったのですが、気づいたら首をひどく刺されていました。

一つ一つのぼこぼこが合体して、一つの大きなぼこぼこになりました。

頑張って薬を塗っているので、順調に回復しています。大きなぼこぼこは解体し、一つ一つのぼこぼこも小さくなってきました。


今回の調査で、学生のときにアメリカ屋漁具店で1000円で買った防虫ネット付きの帽子はついに破れてしまいました。これまでよく頑張ってくれました。



2026年5月13日水曜日

ばんえい競馬

 今年のゴールデンウイークは帯広で初めてばんえい競馬を見てきました。

普通のサラブレッドと比べるとばん馬は異様にデカいです(サラブレッドの体重が500kgなのに比べてばん馬は1tらしい)。このばん馬が200mのコースでそりを引くのですが、障害物(坂道)の手前では一休みするなど、一風変わった競馬で面白かったです。・・・といっても、大学のキャンパスの横に札幌競馬場があったわりに、競馬にはとんと興味が沸かず、一度も観に行ったことはないんですけどね。

馬券も買ってみました。血統や馬と騎手の相性が云々と言われてもよく分からないので1番人気に賭けたらズバリ命中、100円が360円になりました。ほかで200円分はずしたから、トータル60円のぼろ儲けでした。

帰りは広尾のエンレイソウ群生地を見物してから(たしかに群生していたが、花はまだちらほらしか咲いていなかった)、天馬街道を通って日高まわりで帰ってきました。日高では道路沿いからもサラブレッドをたくさん見れるので、ばん馬のデカさを改めて実感しました。





2026年4月24日金曜日

調査計画

 今年度から新たに5年間で基盤Cが採択されたので、新しい調査計画を考えています。あそこも、ここも、と地図上ではどんどん調査区のプロットが増えていきます。ついでに、こことここも調査区にすれば、こんなことも検証できるな、と思い、プロットがまた増えて行きます。

研究は計画を考えている時がいちばん楽しいですね。

実際に現場に行くと、予定した調査区はどんどん削られていくのでしょう苦笑。

2026年3月21日土曜日

生態学会

 久しぶりにオンサイトで生態学会に参加してきました。

今回は、外来魚のシンポジウムのスピーカーとしてお誘い頂きました。いわゆる「善意の放流」を協議の末やめた、という報告は、魚類学会ではけっこう反響があったと思っているのですが、生態学会ではどうでしょうか(善意の放流によるヤマメの個体群間移植は国内外来魚の枠組みでも議論になります)?そんな興味もあって長谷川ら2023魚雑のネタを発表してみたのですが、自分から呼びかけたせいもあるのか、魚以外の国内外来種問題を扱う方からもコンタクトがあったのは嬉しかったです。

帰りの飛行機からは実家のある山科区がきれいに見えました。浜大津までバス釣りに自転車で行っていた中学生~高校生の頃が懐かしいです。その頃に愛用していたスコーピンEVはまだ現役で根魚釣りで重宝しています。ちなみに、学部卒業祝いに自分で買ったミディアムヘビーのカリスマスティックも全然普通に使ってます。釣り竿って長持ちするなあ。


2026年2月21日土曜日

論文紹介

今の職場に就職して以降に書いた論文をまとめた総説を発表しました。 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/advpub/0/advpub_25-00033/_article/-char/ja

この論文、(ワードファイルの作成日時からするに)2017年に途中まで書いて、やっぱ総説にするにはまだまだだなと思って放置していた原稿を仕上げたものです。

なぜ今になって再び原稿を書く気になったのかというと、総説を書けそうなくらいに研究事例がたまってきた、というのもあるのですが、野生魚と放流魚間に相互作用が生じる、ということはよく実感でき(もちろん、全容を解明した、というわけではない)、その次のステップとして、野生魚を保全する研究や活動にもっと取り組みたいという気持ちが芽生えだしたので、それでは「一区切り」的なものを書いておこうかと思ったからです。

ツラツラと書いていますが、言いたいことは最後の一文に「そもそも論」として集約されていて、資源管理にしても環境教育にしても、いきなり「放流」という手法を選択しないで、自然再生産の助長とか観察会とか、複数ある選択肢のうち、どれが一番有効か検討することがまず大事だと思っています。

2026年1月25日日曜日

ついに大雪


ここ数年、渋滞で何十時間も車の中に閉じ込められたとか雪害のニュースが毎冬報道されるようになったためか、大雪の予報はやや大袈裟に報じられている気がします。被害を未然に防ぐため、それはそれで大切なことだとは思うのですが、悪く言えば、大雪の予報は外れることが多いです。この冬もすでに何度か、肩透かしを食らっています。が、ついに大当たり。アメダスによると札幌の積雪は昨晩21時の時点で60㎝だったのが、今日の11時に99cmになりました。三桁一歩手前、というか、まだ降り続いているので確実に超えるでしょう。
どうせ天気予報は外れるから今日は久しぶりに千歳にワシの観察にでも行こうか、とタカをくくっていましたが、今日は引きこもります。でも、買い物には出なくてはいけないのですが、車を掘り出すのが面倒なので、スーパーまで歩いて行くこととします。

 

2025年12月20日土曜日

論文(?)紹介

 魚類学雑誌に以下のような記事を書きました。

長谷川功.2025.【会員通信】水産業と畜産業の調和~水産重要種サクラマスの自然産卵に配慮した放牧の事例紹介~.魚類学雑誌. 72272-275.

川に設けた牛の水飲み場とサクラマスの産卵場所が被っているから、産卵床が牛に踏まれるかも、と牧場にお伝えしたら、「それはたいへん!」と水飲み場の配置を工夫してくれた、というエピソードの紹介です。研究者は、どうしても自分の研究対象だけに熱中してしまい、「木を見て森を見ず」になりがちですが、この牧場との交流は何か大切なことを気付かせてくれたような気がします。数年前ならば自分が畜産業の在り方に思いを馳せるなんてことは想像だにしませんでした。

昨年の魚類系統研究会でこの話をしても反応は薄かったのですが、別刷りをこの河川がある地域の方々にお送りしたらたいへん喜んで頂けたので書いてよかったなと思っています。