2019年9月23日月曜日

魚類学会@高知

魚類学会で高知にやってきました。

高知は2度目の訪問なのですが、今回は事前に調べておいた天気予報が最悪だったので野鳥の会の折りたたみ長靴まで持参しました。この長靴、学会のフィールドエクスカーションなんかでは重宝するのですが、学会そのもののために準備したのは初めてです(苦笑)。

高知は、(少なくとも自分のなかでは)独特な食文化を持つ土地で、それを味わうのも目的の一つです。


カツオのたたきは高知以外でもあるのですが、それを塩で頂くのは高知ならではでないでしょうか。そして、一切れ一切れがデカい!


「のれそれ」と呼ばれるアナゴの幼生。つるんとした食感が楽しい食材でした。京都の老舗、鍵善の葛切りみたい、といえば分かる人には分かるかも。。。
 
そのほか、アユ、ウナギ、川エビ、川海苔と海に面していながら、川のものも好んで食するのは、北海道の食文化との大きな違いに感じました。
 

室戸の方に廃校を改築した水族館があって、かねてから興味があったので、ちょっと無理をして行ってきました。なんて名前の水族館だっけなあ、と思っていたのですが、そのまんまで「廃校水族館」でした。
 


博物館というよりも娯楽施設の色が濃い水族館で、説明書きはかなり物足りないのですが、校舎を水族館にしてしまうというアイデアはよかったです。また、地元の漁師さんに展示で使う生き物を分けてもらったり、お願いして採ってもらっているところは、地域の特色をうまく出せていて好感が持てました。

目玉の25mプール(水槽??)には、シュモクザメやブリが泳いでいてかなり異様な光景でした。ただ、とてもユニークです。


あとは、地元で取り組んでいるウミガメの保全活動の様子が紹介されていました。

当初心配していた天気も奇跡的に回復し、実に有意義なセルフエクスカーションとなりました。