2023年12月16日土曜日

年末

 毎年恒例の魚類系統研究会が終わり、年末に予定されていた会議、大掃除も済んだので、来週も出勤しますが、一気に冬休みモードです。

今年は何より、"善意の放流”改善に向けて取り組めた1年でした。色々な人と話をして、あぁ、放流をしたい人はこんな風に考えているんだな、前回の説明の仕方だと溝が深まっただけの感じがしたので、今回は説明の仕方を変えてみよう、心情面での訴え方を変えてみよう、と試行錯誤が続きましたが、最後はいい方向で終わったように思います。どんな生物資源であれ、それらは単なる資源ではなく、地域の文化を支える存在なんだと言うことを強調するのは有効みたいです。

サクラマスやヤマベで言えば、ショアからの海サクラ、新仔釣りは北海道ならではの釣り文化なんですが、それを台無しにしてまで外来種や系群不明のヤマベを撒きますか?という問いに対する答えはそう難しくないような気がします。