同じ水産学会でも、日本のものとはずいぶん雰囲気が違いました。まず、参加者が4000人を超えるマンモス学会だということがあります(日本の水産学会もたいがいでかいのですが)。参加者が多いと発表内容も自ずと多様になるのでしょうけれど、基礎生態に重点を置いた研究発表も日本の学会と比べて多いなあという印象でした。生態学に限らず、生理学とか他ジャンルもおそらく同様なのではないでしょうか。
自分の発表は、野生魚と放流魚の相互作用に関するシンポジウムで行われました。これまで進めてきた同テーマに関する自身の研究を体系立てて整理するよい機会になりました。今回のシンポジウムに誘ってくれたオーガナイザーの方にお礼申し上げたいと思います。
今回の学会、自身の研究発表や他の発表の聴講の他に、アメリカに住む知人と旧交を温めることも目的でした。ただ晩に飲みに行っただけだろう(ポートランドの地ビールはとてもおいしい)?と思われるかもしれませんが、これも学会参加では重要なことですね。
2度目のポートランドだったので、公共交通機関(Trimet)をうまく使って街を回り、食事等を楽しむことができました。
観光地巡りもいいのですが、地元のスーパーを見て歩くのが好きです。国内外を問わず、その地域の食文化が垣間見えて楽しいです。
オレゴンはピノノワールの名産地でこのスーパーにもずらりと並んでいました。
MSC認証された魚たちとアトランティックサーモン、ティラピアが並んでいる光景が妙に印象的だったのは自分だけでしょうか・・・。
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