2016年2月3日水曜日

病は気から?

昨日、今日と夏冬年2回恒例の所内会議でした。
1日目は午後から、2日目の今日は朝から夕方までみっちりあれこれ報告があり、それについて質疑応答があるわけなのですが・・・。タイミング悪く風邪を引いてしまいました。とはいえ、熱はなく、鼻がグズグズするくらいでしたので、懇親会には参加しました(鮑を三つ(三切れじゃないよ)、平らげる)。鮑を欲張ったのが悪かったのか、夜寝る前にいよいよ熱っぽいので測ってみたら、ほれ見たことかといわんばかりに7度7分。でも、夜のうちにたっぷり寝汗をかいたので下がったかなと思ったけど、朝起きたらまだ7度ジャスト。これで休んでしまっては、自己管理不行き届きと非難の的だろうと頑張って出勤しました(インフルではなさそうだし)。まあ、会議なんて椅子に座っているだけだし、どうしてもダメそうなら、潔く謝って早引きさせてもらおうと思っていたのですが、体調はだんだん良くなり会議も全部出れて帰宅後熱を測ったら6度1分でした。「病は気から」ということわざを実感しました。

2015年12月23日水曜日

グーグル翻訳

先週、ロシアからの客人をあちこち案内するというミッションを仰せつかったのですが、一番の不安は言葉でした。こういう時は、英語でコミュニケーションというのが暗黙の了解なのでしょうけれど、ロシア人というのは、日本人ですらビックリするほど英語ができません。いつもは、nativeでなくとも相手の英語力の方が高いので、それに甘えて、自分は拙い英語で許してもらうのですが、今回はそうもいきません。まあ、考えてみれば「英語ができる外国人」の方が世の中少ないんでしょうけど・・・。ヨーロッパでもスペインやハンガリーは英語が通じないことの方が多かったし(太平洋の小国パラオの方が断然英語は通じた(笑))、「外国≒アメリカ=英語ペラペラ」という先入観は、日本の英語教育の賜物なのかもしれません。

と、文句を言っていても仕方ないし、なんとかコミュニケーションをしなければいけません。そこで、大活躍してくれたのが「グーグル翻訳」でした。スマホでちょちょいと日本語入力するとあっと言う間にロシア語に直してくれます。実際にしゃべってくれたりもします。あまりこれに頼りすぎると無機質な雰囲気になりかねないし、やっぱり、一言二言でもいいから相手の言語を口にしたり、「これ、あなたの国ではなんというの??」といったやりとりは場を和ませます。でも、会話が行き詰ったときや次の日の予定など確実な情報伝達が必要なときには強力なツールでした。

ただ、今回の場合は、双方共に相手側の母語を理解していなかったので、正確な翻訳ができているかは知る由もありませんでした(苦笑)。

2015年11月22日日曜日

魚類系統研究会@網走

毎年、年末恒例の魚類系統研究会に参加するため、網走の東京農大オホーツクキャンパスに行ってきました。

地方空港に降り立つことに妙な達成感を覚える自分にとって、「女満別空港」はなんとも魅力的です。しかも、人生初の道内便!


十勝川の本支流の様子がよくわかりました。


いいですね~。このローカル感。


ボンバルディア機に歩いて乗り込むこの感じ、いいですね~。外国の田舎路線ではたまに経験するんですが、自分は日本ではあまり経験したことありません。


帰りは金山湖が雲の狭間からきれいに見えたんですが、写真はいまいち・・・。

肝心の研究会ですが、今年も皆さんと色々、玉石混交な情報を交換しあったり、充実した時間を過ごせました。

来年もまた楽しみです。

2015年10月28日水曜日

駆除二年目

昨年からブラウントラウトの駆除を始めた川に行ってきました(駆除に対する私見は7月17日のブログの通り)。昨年のほぼ同時期に駆除をしたので、ちょうど一年後どうなったか??というのはとても気になるところです。

昨年よりもハイペースに川を進めたことからも分かる通り、ブラウントラウトは3分の1ほどに減っていました。一方、在来種のアメマスはほぼ昨年と同数でした。この後、どうなっていくか、じっくり観察していきたいと思います。

北海道はもう雪が降りました。山奥は、水たまりも凍ってます。紅葉もほとんど終わり、冬まっしぐらですね。


2015年9月6日日曜日

日本魚類学会

アメリカ水産学会に引き続き、今度は奈良市の近畿大学で開かれた日本魚類学会に参加してきました。伊丹空港で、前の航空機が鳥とぶつかり、自分が乗っていた飛行機は着陸直前で高度をまた上げる、というハプニングがありました。


前夜祭(打合せ??)として、前の晩から3時間ほど盛り上がっていました。自分の発表は初日の午前9時45分からだったので、早く済んで気は楽なのですが、若干酒気帯びだったかもしれません。まあ、緊張をほぐすにはちょうどいいくらいだったということにしておきましょう。

夜の懇親会は近大マグロが出ました(三重の時に次いで二回目?)!昨年、船盛を食いそびれるという大失態をしてしまったので、今回は前列に陣取り、みんなの分を確保することができました。おいしかったです。野生魚、天然魚の漁獲が物議を醸すような種については、養殖の道を探る、というのはいいかもしれませんね。


いろんな人と話もできたし、有意義な時間を過ごせました。

2015年8月30日日曜日

マラソン

論文書きはマラソンです。100m走のようにあっという間に終わることはなく、データ取りから始まり、レフリーとのやり取りそして受理まで、長い長い道のりです。

そんなわけで、リバイス中の論文を直そうと休日出勤しました。世界陸上の女子マラソンがテレビで始まったのですが、それをじっくり見てしまうといけないと思い、そそくさと出掛けました。が!札幌も北海道マラソンの真っ最中で、研究所をがっちり囲うようにコース取りされ、研究所への道はどこも通行止め。車なら10分で行けるのに、しかたないのでそこいらで時間を潰して(家に戻るのも腹立たしい)、結局1時間近くかかってしまいました。

こういった地域で行われる一大イベントに対して、住民としてある程度の理解、協力を示すのが大人の対応というものでしょう。もとい、高校時代は陸上部で1500mを専門とした自分としては、今日を楽しみに一生懸命練習した市民ランナーの気持ちも分かります。

でも、不便を強いられた者としては、北海道の名を冠したマラソンならば何も札幌でやらんでも、道内にはもっと道がすいた場所はいくらでもあるじゃないか!というのが本音ですね(苦笑)。

ひどい目に遭いました。

2015年8月24日月曜日

第145回アメリカ水産学会に参加して

昨年に引き続き、オレゴンへ行ってきました。今回の目的は、ポートランドで開催された第145回アメリカ水産学会へ参加することです。



同じ水産学会でも、日本のものとはずいぶん雰囲気が違いました。まず、参加者が4000人を超えるマンモス学会だということがあります(日本の水産学会もたいがいでかいのですが)。参加者が多いと発表内容も自ずと多様になるのでしょうけれど、基礎生態に重点を置いた研究発表も日本の学会と比べて多いなあという印象でした。生態学に限らず、生理学とか他ジャンルもおそらく同様なのではないでしょうか。

自分の発表は、野生魚と放流魚の相互作用に関するシンポジウムで行われました。これまで進めてきた同テーマに関する自身の研究を体系立てて整理するよい機会になりました。今回のシンポジウムに誘ってくれたオーガナイザーの方にお礼申し上げたいと思います。

今回の学会、自身の研究発表や他の発表の聴講の他に、アメリカに住む知人と旧交を温めることも目的でした。ただ晩に飲みに行っただけだろう(ポートランドの地ビールはとてもおいしい)?と思われるかもしれませんが、これも学会参加では重要なことですね。

2度目のポートランドだったので、公共交通機関(Trimet)をうまく使って街を回り、食事等を楽しむことができました。



観光地巡りもいいのですが、地元のスーパーを見て歩くのが好きです。国内外を問わず、その地域の食文化が垣間見えて楽しいです。

 
オレゴンはピノノワールの名産地でこのスーパーにもずらりと並んでいました。



MSC認証された魚たちとアトランティックサーモン、ティラピアが並んでいる光景が妙に印象的だったのは自分だけでしょうか・・・。