2026年7月19日日曜日

生成AI

 ここ数年で急速に普及した生成AI、仕事とプライベート共々、使う機会がずいぶんと増えました。基本的にネットに落ちている情報を集約して質問に答えてくれるので、これまで色んな人が色んな情報を自身のHPやブログに載せてきたRとの相性が特によいように思います。エラーメッセージが出ても、そのメッセージを生成AIで調べれば、あっという間に解決策が提示されます。おかげで統計解析はSPSS派でRのコード書きは苦手意識が強かった自分でも扱える解析の幅が一気に増えました。ただし、生成AIが教えてくれるRコードは正しくても、結果の解釈は怪しい部分が多く、そこはちゃんと教科書や同じ手法を使った既存の論文をチェックした方がよいようです。copilotの場合、そこまで強く言えないのに言ってしまう傾向があるように思います(生成AIでもものによって“性格”が違うのも面白いです)。

一方で、「こんなことを書いている論文を教えて」という論文検索エンジンとしてはいまいちです(自分の質問の仕方が悪いのかもしれませんが)。対象生物や対象地域を間違えることはないのですが、どこにも質問したようなことは書いていない論文をリストアップしてくることが多々あります。そこはちゃんと自分で論文を読め!ということなのでしょう。

ちなみに、方言にもきちんと対応しており、関西弁で質問すると関西弁で返してくれます。その関西弁も京都弁、大阪弁、神戸弁と細分化されることも認識しているようで、京都弁で質問するとちゃんと京都弁で返ってきます。では、多くの日本人には理解不能とされる方言、例えば津軽弁なんかはどうなのか気になるところですが、自分も津軽弁が理解できない日本人の一人です。と、書いていて思いついたのでchatGPTに「イランカラプテ!」と入力すると「イランカラプテ!😊こちらこそ、イランカラプテ!」と元気よく返してくれました。

2026年6月21日日曜日

虫刺され

 新しく採択された科研費課題の予備調査のため、今月は2泊3日の魚類相調査に二度出掛けました。初めての場所での魚捕りは、どんな魚がいるんだろう?といつもわくわくします。

北海道の初夏は吸血性昆虫相も多様になります。今回は、ブヨ、ヤブカ、ヌカカの3種盛り合わせでした。防虫ネット付きの帽子が必須アイテムなのですが、ヌカカくらい小さいとどうしてもネットと服の間にできる隙間から侵入してきます。

調査中は気にならなかったのですが、気づいたら首をひどく刺されていました。

一つ一つのぼこぼこが合体して、一つの大きなぼこぼこになりました。

頑張って薬を塗っているので、順調に回復しています。大きなぼこぼこは解体し、一つ一つのぼこぼこも小さくなってきました。


今回の調査で、学生のときにアメリカ屋漁具店で1000円で買った防虫ネット付きの帽子はついに破れてしまいました。これまでよく頑張ってくれました。



2026年5月13日水曜日

ばんえい競馬

 今年のゴールデンウイークは帯広で初めてばんえい競馬を見てきました。

普通のサラブレッドと比べるとばん馬は異様にデカいです(サラブレッドの体重が500kgなのに比べてばん馬は1tらしい)。このばん馬が200mのコースでそりを引くのですが、障害物(坂道)の手前では一休みするなど、一風変わった競馬で面白かったです。・・・といっても、大学のキャンパスの横に札幌競馬場があったわりに、競馬にはとんと興味が沸かず、一度も観に行ったことはないんですけどね。

馬券も買ってみました。血統や馬と騎手の相性が云々と言われてもよく分からないので1番人気に賭けたらズバリ命中、100円が360円になりました。ほかで200円分はずしたから、トータル60円のぼろ儲けでした。

帰りは広尾のエンレイソウ群生地を見物してから(たしかに群生していたが、花はまだちらほらしか咲いていなかった)、天馬街道を通って日高まわりで帰ってきました。日高では道路沿いからもサラブレッドをたくさん見れるので、ばん馬のデカさを改めて実感しました。





2026年4月24日金曜日

調査計画

 今年度から新たに5年間で基盤Cが採択されたので、新しい調査計画を考えています。あそこも、ここも、と地図上ではどんどん調査区のプロットが増えていきます。ついでに、こことここも調査区にすれば、こんなことも検証できるな、と思い、プロットがまた増えて行きます。

研究は計画を考えている時がいちばん楽しいですね。

実際に現場に行くと、予定した調査区はどんどん削られていくのでしょう苦笑。

2026年3月21日土曜日

生態学会

 久しぶりにオンサイトで生態学会に参加してきました。

今回は、外来魚のシンポジウムのスピーカーとしてお誘い頂きました。いわゆる「善意の放流」を協議の末やめた、という報告は、魚類学会ではけっこう反響があったと思っているのですが、生態学会ではどうでしょうか(善意の放流によるヤマメの個体群間移植は国内外来魚の枠組みでも議論になります)?そんな興味もあって長谷川ら2023魚雑のネタを発表してみたのですが、自分から呼びかけたせいもあるのか、魚以外の国内外来種問題を扱う方からもコンタクトがあったのは嬉しかったです。

帰りの飛行機からは実家のある山科区がきれいに見えました。浜大津までバス釣りに自転車で行っていた中学生~高校生の頃が懐かしいです。その頃に愛用していたスコーピンEVはまだ現役で根魚釣りで重宝しています。ちなみに、学部卒業祝いに自分で買ったミディアムヘビーのカリスマスティックも全然普通に使ってます。釣り竿って長持ちするなあ。


2026年2月21日土曜日

論文紹介

今の職場に就職して以降に書いた論文をまとめた総説を発表しました。 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/advpub/0/advpub_25-00033/_article/-char/ja

この論文、(ワードファイルの作成日時からするに)2017年に途中まで書いて、やっぱ総説にするにはまだまだだなと思って放置していた原稿を仕上げたものです。

なぜ今になって再び原稿を書く気になったのかというと、総説を書けそうなくらいに研究事例がたまってきた、というのもあるのですが、野生魚と放流魚間に相互作用が生じる、ということはよく実感でき(もちろん、全容を解明した、というわけではない)、その次のステップとして、野生魚を保全する研究や活動にもっと取り組みたいという気持ちが芽生えだしたので、それでは「一区切り」的なものを書いておこうかと思ったからです。

ツラツラと書いていますが、言いたいことは最後の一文に「そもそも論」として集約されていて、資源管理にしても環境教育にしても、いきなり「放流」という手法を選択しないで、自然再生産の助長とか観察会とか、複数ある選択肢のうち、どれが一番有効か検討することがまず大事だと思っています。

2026年1月25日日曜日

ついに大雪


ここ数年、渋滞で何十時間も車の中に閉じ込められたとか雪害のニュースが毎冬報道されるようになったためか、大雪の予報はやや大袈裟に報じられている気がします。被害を未然に防ぐため、それはそれで大切なことだとは思うのですが、悪く言えば、大雪の予報は外れることが多いです。この冬もすでに何度か、肩透かしを食らっています。が、ついに大当たり。アメダスによると札幌の積雪は昨晩21時の時点で60㎝だったのが、今日の11時に99cmになりました。三桁一歩手前、というか、まだ降り続いているので確実に超えるでしょう。
どうせ天気予報は外れるから今日は久しぶりに千歳にワシの観察にでも行こうか、とタカをくくっていましたが、今日は引きこもります。でも、買い物には出なくてはいけないのですが、車を掘り出すのが面倒なので、スーパーまで歩いて行くこととします。

 

2025年12月20日土曜日

論文(?)紹介

 魚類学雑誌に以下のような記事を書きました。

長谷川功.2025.【会員通信】水産業と畜産業の調和~水産重要種サクラマスの自然産卵に配慮した放牧の事例紹介~.魚類学雑誌. 72272-275.

川に設けた牛の水飲み場とサクラマスの産卵場所が被っているから、産卵床が牛に踏まれるかも、と牧場にお伝えしたら、「それはたいへん!」と水飲み場の配置を工夫してくれた、というエピソードの紹介です。研究者は、どうしても自分の研究対象だけに熱中してしまい、「木を見て森を見ず」になりがちですが、この牧場との交流は何か大切なことを気付かせてくれたような気がします。数年前ならば自分が畜産業の在り方に思いを馳せるなんてことは想像だにしませんでした。

昨年の魚類系統研究会でこの話をしても反応は薄かったのですが、別刷りをこの河川がある地域の方々にお送りしたらたいへん喜んで頂けたので書いてよかったなと思っています。


2025年11月21日金曜日

久々の海外

 出張で久々に海外へ行ってきました。

コロナ前は年に一回はどこかしらへ行っていたのですが、2019年のスペインで開催されたstream salmonidシンポ以来、6年ぶりの海外でした。

行先は、アラスカ州アンカレッジ!

小学2年生の時にロンドンへ行くのに、当時はソ連の上空を飛べなかったのでアンカレッジ経由だったのですが、その時は空港の外には出ていないし、右も左もどころか上も下も分からないような状況でしたので、実質、初めてのアンカレッジです。

経由地のシアトル行きの機中では大好きなアングリーバードができました!

空港近くの小規模都市(市の面積は知りませんが、人口は約20万)で、さながら千歳市といった感じでしょうか。

でも、海が近いのはちょっと苫小牧っぽいかも。

11月にしてはー10度近くと寒いのですが、北海道在住の人ならば、まだまだ耐えられなくはないでしょう。でも、日が短く、朝の7時だとまだまだ夜なところはゲンナリしました。。。

今回の出張、目的はワークショップ参加でほぼホテルに缶詰めでした。でも、夜はそれなりに楽しめました。

アンカレッジにもブルワリーがけっこうあり、色々なビールを楽しめました。ビールもさることながら、アメリカの(オレゴンしか知らんけど)ブルワリーのこの雰囲気大好きです。


IPA、テイスティングセット(↓)💕


帰りは土曜の午前4時発、日曜の午後11時着でした。時差によるトリックですが、週末返せ(涙)!!

2025年10月6日月曜日

黒松内鉄道の旅

 毎年秋恒例の日帰りモニタリング調査を済ませてから、翌日、翌々日の環境教育イベントのため、公用車を降り、一人で黒松内町に滞在しました。徒歩圏にスーパーや商店はいくつかあるし、会場からフィールド視察場所への移動はイベント主催者の車に乗せて頂いたので特に不便はなかったのですが、帰路がまあたいへん。

13時頃に会場を後にし、黒松内駅近くのこじゃれたレストランでカレーを食べたあと、13時51分発長万部行きの普通に乗車。




草むらの中を進みます。シカ(まれにクマ)との衝突事故は珍しくないようですが、この車窓を見て、ものすごく納得できました。実際に、キツネ?か何かの死体が線路上に転がってましたし。



長万部で小1時間待ち、15時5分発のスーパー北斗で札幌へ。17時半頃に到着し、研究所に着いたのは18時でした。鉄道はわりと好きなほうなのですが、ウェーダーを抱えての移動は正直疲れました(大丸でウェーダーを入れた紙バッグの持ち手が壊れたし・・・)。車だと2時間半だし、乗り換えの待ち時間もありませんしね。

2025年9月13日土曜日

アウトリーチの大切さ

 今年度は、いつもよりアウトリーチ活動に割く時間が多い気がします。

(特に自分が携わる)アウトリーチ活動では、漁業関係者が対象であることは稀で、一般市民やその中でも川や魚や釣りが大好きという人が対象であることがほとんどです。そんなだから、さけますに対する想い、価値観も様々なのですが、「いなくなったらさみしい」「守り続けることは大切」という気持ちは共通しています。

漁業の視点での議論はどうでしょうか?さけます漁業ができなくなっては困るし、漁業関係者のためにもさけますを漁業資源として守る取り組みが重要ということは至極当然なのですが、どんなに努力しても漁業が継続できなくなるということも非現実的な未来ではなくなってきてしまっている今日、もし本当にそうなってしまったら、漁業という視点からはさけますは見捨てられやしないか、と思うようになりました。

そんなとき、最後の砦となるのは、純粋、単純にさけますにいてほしいという気持ちを持つ一般市民なのかもしれません。 多様な人たちとの交流を通じて、そういうことに気付かせてくれるアウトリーチ活動は自分にとってはとても大切なものだと思いました。

2025年8月9日土曜日

壊れた多機能マウス

自宅で使っているノートパソコン用のマウスが壊れました。

スクロール、右クリックはできるのですが、肝心の普通のクリック(左クリックという人もいるらしい)。ができません。ですので、クリックするには、マウスで矢印を動かして、タッチパッドでトントンとやります。これでは、マウスとしての意味を大きく欠いているような気がするので廃棄することにしました。

コロナのせいで在宅ワークをするようになったので、いいマウスにしようと張り切って買った1万円以上はする多機能マウスだったんですけどね。色々な機能があったようですが(もう忘れた)、結局、自分にはクリック、右クリック、スクロールしか出来ませんでした。 

2025年7月26日土曜日

猛暑

 今年の北海道、ものすごく暑いです。今日は少し落ち着きましたが、連日35度に迫るとさすがにクーラーがないときついですね。昼休みは30分程度散歩するのが日課なのですが、それも控えるようになりました。

ただ、ビールがものすごく美味しいです。大通りのビアガーデンは今年すでに2回行きました。でも、汗をかきながらアルコールを飲んだせいか、今週の水曜日はいつもよりだいぶ酔っ払い、ひどい二日酔いになりましたけどね苦笑。 

2025年6月10日火曜日

祝?テレビ出演

 今年は、2年に一回、タイガースが北海道にやってくる年です。1塁側のホームチーム側だけれど、なんとかチケットを確保し、先週の火曜日にエスコンへ行ってきました。北広島駅には球場まで1.5㎞と看板が出ているのですが、たぶん、2km以上あると思います。遠い。。。


 今年は、火曜日、金曜日のローテーションは開幕当初から固定だったので勝率の高そうな日を選びました。


 期待通りにちゃんと勝ってくれました。しかし、1-0とは、ヒロインでの言葉を借りれば「心臓に悪い」。この日の最後をしめた石井投手、3日後に頭部に打球を受けたけど、しばらく自宅静養と大事には至らなかったようで何より。

途中、カメラが近づいてきたなぁ、と思っていたら案の定、 テレビ中継に姿が映っていたようです。ファイターズからしたら満塁の大チャンス、タイガースからしたら大ピンチだったわけで、一人しぶ~い顔をしていたことでしょう。。。

 

2025年5月13日火曜日

敬称

 教職に就いている人を日本語では先生と言うので、「学生に対して先生とは呼ばせず、さん付けで呼ばせる」という一部にある風潮はややいきすぎな感はあるものの、自分もその風潮にどっぷり浸かった学生・院生時代を過ごしたので、大学で教員をしている人に対してもだいたい「さん付け」で呼びます。たまにけげんな顔をされることもありますが、「○○さん」はべつに失礼な呼び方ではないと思っています。むしろ、学会の口頭発表会場で、明らかに緊張でガチガチの学生の演者に対して「△△先生、ご発表をお願いします」というシーンを見かけることがありますが、その方が違和感を感じるし、その呼び方は逆に相手に対して失礼なのでは?と思うときがあります。

 自分のような公的研究機関の研究職員も何かのイベントに講師役として招かれたときは先生と呼ばれることがあります。普段から先生と呼ばれることもあり、それはちょっと違うかな?とは思うのですが、講師役だったら、まあ、先生なのかな、と思っています。ところが、先日、小学生向けのイベントで「ねえねえ、博士」と呼びかけられました。たしかに自分は博士号を持っているし、そのイベントでは毎回、「今日は、なんと水産研究所からお魚博士に来てもらいましたぁ!」みたいな前振りが定番になっているので、 その子からしたらごく自然な呼び方だったのでしょうけれど、どうも名探偵コナンに出てくる阿笠博士みたいなイメージで「博士」と呼びかけてくれたようでした。申し訳ないけど、それは違うと思う(笑)。

2025年4月30日水曜日

近鉄

 GW前半は、たいてい札幌周辺は外遊びをするには気温も低く、風も強いので、京都に帰省していました。

で、数年前に台風でJRが止まり行きそびれた滋賀の蔵元巡りに行ってきました。「巡り」といっても、伏見のように徒歩圏に酒蔵が密集しているわけではなく、車がないと 「巡れ」ないので(つまり、試飲ができない)、訪れたのは一つだけです。オレゴンに行ったとき、ワイナリーツアーに参加して、観光バスでいくつもワイナリーを回ったことがありましたが、そういうツアーがあれば「巡り」もできそうです(探せばあるかもね)。

今回、訪れたのは「美冨久酒造」。JRで貴生川まで行き、そこから近江鉄道で一駅です。この近江鉄道、近鉄(キンテツ)と呼ばれることもあるようですが、近畿日本鉄道とちがって、交通系ICカードが使えないどころか、券売機もなく、切符は駅員さんが手売り、もちろん単線といった超ローカル、レトロな鉄道でした。


               

けっこう好きです、こういうの。線路の中にまで草が生えているのがいい感じですね。