2024年7月21日日曜日

市民シンポで講演をしました

 先々週、一般市民による無秩序放流をテーマとした魚類学会主催のオンラインシンポで講演をしました。

講演内容は、昨年の魚類学雑誌でも紹介した、市民団体が環境教育の手法を飼育・放流から観察会へ変更したという経緯についてです。この事例、よく「放流を円満に中止した"珍しい”例」とご評価頂いていますが、似たような放流対策に取り組んでいる事例はシンポ内でも紹介されていたので、もしかして、たしかに放流対策を文章化した珍しい事例かもしれませんが、似たような事例は、多くはなさそうですが、全国にいくつかあるのでは?と思いました。

今回学会が提案したバケツ放流という言葉がどれだけ浸透するかは未知数ですが、参加者はゆうに200名を超えていたのでこの問題に対する市民の関心の高さが伺えましたし、放流の影響が懸念される魚種の紹介→放流問題改善に向けた事例紹介→まとめというシンポ全体の構成も堅実で、完成度の高いシンポジウムだったと思います。

2024年6月22日土曜日

カラス対策

 子育て中のカラスの親鳥が通行人を襲う季節になりました。

基本的に自分は野生動物たちには大らかな方で、自宅のマンション周辺で、夜中に何時間も鳴き叫んでいるキツネたちや夏の終わりになると朝っぱらからキーキー鳴きながらトンボを狩るチゴハヤブサ親子にも、それが彼らの振る舞いなんだから、と寛容な気持ちでいます。

ただ、カラスの攻撃はヤバい。それが彼らの振る舞いではありますが、ヤバいもんはヤバい。先日も自転車に乗っていたところ、カラスに襲われ、逃げたんですが、あっという間に追いつかれ、「あぁ、もう駄目だ」と思った瞬間、カツン!

努力目標に定められて以降、被りだしたヘルメットがカラスの攻撃を防いでくれました。初めてヘルメットが役にたちました。

2024年5月18日土曜日

論文紹介

 共著の総説論文が公開されました。

 Okado, J. & Hasegawa, K. early view. Exploring predators of Pacific salmon throughout their life history: The case of Japanese chum, pink, and masu salmon. Reviews in Fish Biology and Fisheries

 執筆を担当している国資現況では、各魚種の捕食者を記載することが求められているのですが、個別の論文をいちいち引用することにちょっと煩わしさを感じていました。それを解消する一本になりそうです。

 この論文は、もともと総説を書こうと思っていたわけではなくて、サクラマス親魚に対する猛禽類の捕食圧を調べようとしたのが事の発端です。ただ、専門家に伺ったところ、とんでもなく見当違いなことをやろうということに気付いて、「じゃあ、これまでに発表されたさけますの捕食者に関する知見をあらいざらい調べてやろう」という方向で話は進みました。海が得意な第一著者と川が得意な自分だからこそできた論文かなと思っています。

お気に入りはNHKの朝の自然番組の画面キャプチャーを使ったfig6です。サクラマスを咥えているヒグマの映像を見て、これは使える!と思ってNHKに問い合わせたところ、ちゃんと映像を学術目的で使用するためのシステムがありました。

ご笑覧ください。

2024年4月29日月曜日

帰省しました

 札幌のGWは気温もいまいち上がらないし、風が強い日も多くて、ゴールデンな気分になれないので、久しぶりにこの時期に京都に帰省しました。

朝方に聞こえる鳥のさえずりが札幌とは明らかに違います。コロナ禍以降、散歩をよくするようになったせいで鳥に興味を持ち出し、北海道のものはいくつか分かるようになったのですが、こちらのは聞いたことがない声がだいぶ混じっています。姿を探そうにも住宅街で双眼鏡を使うのはあらぬ誤解を招きそうなのではばかられるところです。でも、「聞きなれない声が混じっている」ということを認識できるようになっただけでも進歩のように思います。

2024年3月20日水曜日

チャプターを担当した本が出ました

 春の選抜、別海高校、残念でした。もともとの地力の差に加え、これが今年初めての土のグラウンド、なんて環境だから、仕方ないんですけどね。「別海」は「べつかい」と読むので、アナウンサーは頑張って「べつかい」と発音してましたが、地元民の選手たちは明らかに「べっかい」と発音してました。絶対、「べっかい」の方がいいやすい。

ところで、 1チャプターを執筆した本が出ました。

https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-031-44389-3

放流魚や外来魚と野生の在来魚との関係について執筆しました。原稿を出し終えた後に感丘関係の論文がいくつか出たので、新鮮味には欠けるのですが、やっぱり本を手にしたときは嬉しかったです。各著者にハードカバー版を1冊無料で送ってくるなんて、なんと太っ腹。


2024年3月3日日曜日

最後の札幌ドーム?

 オープン戦とはいえ、北海道に阪神が来るし、前日の飲み会のダメージも思いのほか軽かったので、球場へ足を運んでみました。

 今回はエスコンではなくて札幌ドーム。なんでも契約の関係で日ハムが札幌ドームを使うのは今回のオープン戦2連戦が最後のようです。雪降る中、野球を観に行くというのも変な感じですが、行きの地下鉄は満員でけっこうお客さんは集まっていました。それでもスタンドの入りは2~3割くらい?

阪神はファンサービスのオーダー?期待の若手、旧門別町出身の門別投手の凱旋登板。この名前も北海道のファンの心をくすぐります。「門」が「紋」なら自分の調査河川と一緒でなおよしだったのに(笑)。

スタンドが急だとか色々と悪評は聞きますが、まだまだきれいで使えるし、自宅から徒歩圏(30分くらい)にプロ球団の本拠地があるというのは、それが自分のひいきチームでなくてもとてもよかったのですが、もう使われなくなってしまうのは残念でなりません。


2024年2月23日金曜日

10℃と40㎝

 なんでもかんでも「温暖化」と言ってしまうのは、やや短絡的だと思いつつも、2月に10℃超えの日が続くと「やはり温暖化は起きているんだ」と実感してしまいます。これまでも、雪祭りが始まると、きまって気温が上がり雨が降ることが多かった印象があるんですが、それでも10℃を超える日なんてなかったはず。おかげで、川は季節外れの雪代増水です。今春は、さけますの稚魚が妙に少ない、なんてこともあるかもしれないですね。

なんて、思っていた矢先、札幌は今冬一番の大雪。昨日は日中から雪が降り続き、今朝になってみれば40㎝以上も積もっていました。そういえば、エクストレイルは前方には牽引ロープのフックを引っ掛けるところがなくて、助手席側のヘッドライトの横にあるカバーを外すとねじ穴があります。そこにアンカーボルトをさしてフックを引っかけるんですね。先日、スタックした車の横を通りがかったので、脱出のお手伝いをしたのですが、 そのときは知らなくて、後方に引っ掛けて引っ張ったのですが、実は後方は輸送時の固定専用で牽引に使ってはダメなようです。ネット版の説明書に書いてありました。